樹氷越しに望む雪化粧した山のパノラマ(イメージ)

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2026-27シーズンここが変わる ニセコ新ゴンドラ・栂池の6人乗り新リフトほか スキー場新着ニュースまとめ

来シーズンに向けて、各スキー場から新リフト・新ゴンドラ・リブランドの発表が続いています。2026年7月時点でわかっている2026-27シーズンの主な変更点を、パウダー好きの目線で整理しました。

更新: 2026-07-23

オフシーズンの夏は、スキー場にとって来季への仕込みの季節。今年も各地で 新ゴンドラ・新リフトの建設やリゾートのリブランド が進んでいます。2026年7月時点で各スキー場・運営会社から発表されている、2026-27シーズンの主な変更点をまとめました。

ニセコビレッジ:「新 森のゴンドラ」第1区間が今冬デビュー

ニセコユナイテッドの一角、ニセコビレッジでは、1980年代初頭から使われてきた「森のチェアリフト」に代わる 8人乗りの新型ゴンドラ「新 森のゴンドラ」 の建設が進行中。全長約2kmを2区間で結ぶ計画で、第1区間(山麓〜標高約670mの中間駅)が2026年12月に開業予定、山頂側の第2区間は2027年12月完成予定です。

輸送能力は現在の約2倍。全86台のキャビンのうち4台はテーブル付きの「VIPキャビン」、2台は床がガラス張りの「スカイビューキャビン」という遊び心も。全天候型の設計がうたわれており、風雪に強いゴンドラが増えることは、降雪日に滑りたいパウダー勢にとって実利のあるアップデート です。

雪原の上を進むゴンドラのイメージ
新型ゴンドラの導入で、山へのアクセスと降雪日の稼働が変わる(イメージ)。

ニセコでは近年、グラン・ヒラフの10人乗りエースゴンドラ、HANAZONOの新ゴンドラと、リフト網の世代交代が続いてきました。今回の新 森のゴンドラはその流れの最新章で、後述するアンヌプリの計画も含め、ニセコ全山のリフト輸送力は数年がかりで大きく底上げ されていきます。

栂池:ハンの木第3クワッドが35年ぶり架け替え 6人乗り「T3」に

HAKUBAVALLEYのつがいけマウンテンリゾート(栂池高原)では、「ハンの木第3クワッドリフト」が35年ぶりにリニューアル。フランスのリフトメーカー LEITNER-POMA 社製の 6人乗りリフト「T3」 に架け替えられ、2026年12月に運行開始予定 です。

T3はつがいけエリア内で最長の路線距離を持つリフト。新機構のダイレクトドライブシステムによる乗り心地・静粛性の向上もうたわれています。広大な緩斜面と上部の非圧雪エリアで人気の栂池だけに、主要リフトの輸送力アップは回し滑りの快適さに直結しそうです。

スキージャム勝山は「JAM福井勝山マウンテンリゾート」に

西日本最大級のスノーリゾートとして知られたスキージャム勝山(福井県勝山市)は、2026年4月1日に「JAM福井勝山マウンテンリゾート」へリブランド しました。この冬は新名称で迎える初めてのウィンターシーズンになります。

併設ホテルも「ホテルハーヴェスト スキージャム勝山」から、東急ホテルズのフランチャイズによる 「JAM福井勝山東急ホテル&リゾーツ」 に変わり、従来の会員制から一般利用できるホテルとして再スタート。スキー中心から四季を通した通年型リゾートへの転換を掲げています。検索やナビ、宿予約の際は新名称に注意しましょう。

運営体制の変化:だいせんホワイトリゾートが新体制に

西日本最大級のスキー場、だいせんホワイトリゾート(鳥取県大山町)では、長年運営してきた日本交通グループが撤退し、全施設を大山町へ無償譲渡。指定管理者の選定が一度白紙に戻る紆余曲折を経て、2026年4月に兵庫県の観光施設運営会社アドバンスが新たな指定管理者に決定 しました(期間は2036年3月末まで)。この冬は新体制で迎える初めてのシーズンになります。

2027年以降も大型投資が続く:白馬・ニセコ

今シーズンには間に合いませんが、その先の計画も次々と発表されています。白馬八方尾根 では、名木山〜うさぎ平を結ぶ 10人乗りの新ゴンドラ(路線延長2,180m・日本初導入のB-03 EVOキャビン)とベースセンターハウス・大型駐車場の建設が進んでおり、2027年12月の開業 を目指しています。輸送力は毎時1,350人から2,400人へ大幅に向上する計画です。同じ白馬エリアでは、白馬岩岳マウンテンリゾートも山頂と「白馬ヒトトキノモリ」を結ぶ5線サウスリフトの約37年ぶりの更新を発表済み。6人乗り化(輸送力は毎時2,400人→3,000人、投資額約17.5億円)で、こちらも 2027年12月の運行開始予定 です。

ニセコでは、ニセコアンヌプリ国際スキー場のゴンドラ全面更新 が発表済み。1985年運行開始の現ゴンドラを10人乗りの新型に置き換え、輸送能力は毎時約1,440人から約2,800人へほぼ倍増します。運行開始は 2028-29シーズン の予定。耐風性の向上により運休率の改善も見込まれており、ニセコエリアのリフト網は数年がかりで一気に世代交代が進みます。

夕暮れの雪山に立つマウンテンリゾートのイメージ
リフトだけでなく、滞在環境への大型投資も各地で続く(イメージ)。

パウダー視点で見るポイント

新しいリフトやゴンドラは「快適になる」だけでなく、山の回り方そのもの を変えます。シーズンインまでに押さえておきたい視点をまとめます。

雪山を望む窓辺で遠征計画を立てるイメージ
新リフトの開業時期をにらみながら、今シーズンの遠征計画を組み立てたい(イメージ)。
  • 輸送能力が倍増するリフト・ゴンドラは、朝イチのパウダー争奪戦のペースを変える。リセットの早い日はコース選びの組み立て直しを。
  • 全天候型・耐風性の高い新型ゴンドラは、ドカ雪の日の「動いているか問題」に効く。降雪日の稼働率は要チェック。
  • リブランド・名称変更組は、検索・カーナビ・宿予約で旧名称のまま迷子にならないよう注意。
  • 早割リフト券やシーズン券は新名称・新リフト前提の料金体系になる場合がある。購入前に対象リフトと発売条件を確認。

よくある質問

Q.ニセコビレッジの新ゴンドラはいつから乗れますか?
A.

「新 森のゴンドラ」は、山麓から標高約670mの中間駅までの第1区間が2026年12月に開業予定です。山頂側の第2区間を含む全区間の完成は2027年12月の予定です。

Q.栂池の新リフト「T3」はどこが変わるのですか?
A.

ハンの木第3クワッドリフト(4人乗り)が、LEITNER-POMA社製の6人乗りリフト「T3」に架け替えられます。35年ぶりのリニューアルで、2026年12月に運行開始予定。つがいけエリア内で最長の路線距離を持つリフトです。

Q.スキージャム勝山はなくなったのですか?
A.

スキー場自体はなくなっていません。2026年4月1日に名称が「JAM福井勝山マウンテンリゾート」に変わりました。併設ホテルも「JAM福井勝山東急ホテル&リゾーツ」として一般利用できるホテルにリニューアルしています。

Q.白馬八方尾根の新ゴンドラは今シーズン使えますか?
A.

使えません。新ゴンドラとベースセンターハウスは2027年12月の開業を目指して建設中で、対象は2027-28シーズンからです。

Q.ニセコアンヌプリの新ゴンドラはいつからですか?
A.

2028-29シーズンの運行開始予定です。10人乗りの新型に全面更新され、輸送能力は毎時約1,440人から約2,800人へほぼ倍増、耐風性の向上による運休率の改善も見込まれています。

各スキー場の早割リフト券やシーズン券の販売はこれから本格化します。新リフトの開業やリブランドはチケットの名称・料金体系にも反映されていくはずなので、購入前に最新の公式情報をチェックしてください。JAPOW CASTでも、今後の新しい発表や今冬の見通し(寒候期予報は例年9月下旬発表)にあわせて続報をお届けします。

出典:ニセコユナイテッド公式ニュース(2026年6月25日)、ニセコビレッジ株式会社プレスリリース(2026年5月11日)、白馬つがいけマウンテンリゾート公式サイト・日本スキー場開発株式会社プレスリリース(2025年9月22日)、勝山高原開発株式会社プレスリリース(2025年11月19日)、白馬八方尾根スキー場公式サイト(2024年11月28日・2025年10月14日)、株式会社岩岳リゾートプレスリリース(2026年3月)、だいせんホワイトリゾートの運営体制は山陰地方の報道各社(2026年4月)。各社の発表を編集・要約。